【社会】差別され逃げ場もない… “弱者男性”になってしまうのは本当に「自己責任」? 弱者男性同士はなぜ連帯できないのか
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0001逢いみての… ★2023/11/02(木) 23:28:19.82ID:CAP_USER
―[弱者男性パンデミック]―

 近年、SNSを賑わせている、生きづらさを抱える男たちを指す「弱者男性」という言葉。物価が上がり続け深刻化する貧困問題に加え、「カネを稼いでさえいれば強い」という価値観が痛々しくなってきた今、男の生き方に明確なゴールがなくなるとともに、定義が広がりトレンド化している。

 悩める男たちが向かうのは、受難か、福音か――? 弱者男性の現状に詳しいライター・トイアンナが迫る。

 あなたは「キモくてカネのないおっさん」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

 貧困女性や子供と比較して、支援を後回しにされやすいグループを指すこの言葉は、’15年にネット論客の一柳良悟が生んだものである。言葉はそのキャッチーさからあっという間に広まり、略して「キモカネ」と呼ばれるほど一般化した。そして、キモカネをよりメディアでも言いやすい形に変えた「弱者男性」という言葉が生まれ、今に至る。

 男性は貧しかったり、過労死に追い込まれたりしても「自己責任」として片付けられがちだ。この文章を読んでいる男性も、お金を稼げないのは努力不足だと考える人が多いのではないだろうか。

 もし自分が「稼いでいる側」だったら、質問させてほしい。あなたの親は大卒だっただろうか。両親が大卒だったグループと、高卒以下だったグループに分けたとき、高卒以下の親から育った人の貧困率は大卒グループの約3倍である。親の学歴は自分で選べないが、これでも「貧困は自己責任」だろうか。

 ’20年の国勢調査では、男性の生涯未婚率は28%。それに対して「いずれ結婚するつもり」と答えた若年男性は86%もいる。この隙間でこぼれ落ちる、結婚したくてもできない14%の“モテない”男性も、すべて自己責任なのだろうか。特に男性の場合、年収が高ければ高いほど結婚できる確率が上がる。つまり、親の学歴が自分の年収や、結婚にも関わる。これをすべて「自分のせい」と片付けてよいだろうか?

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 キモさも自己責任とは言い切れない。米国の調査では、容姿の良し悪しで男性の生涯所得は3400万円ほど違う。

 このように、キモくてカネがないことは、自分のせいだけではないにもかかわらず、弱者男性は蔑ろにされやすい。この現象を、ネット論客の御田寺圭は「かわいそうランキング」と呼ぶ。弱者男性は女性と比べ、かわいそうだと思われにくい。男性は元来、強者だという前提があるからだ。

 今年、弱者男性に対する差別意識があらわになった事件があった。「頂き女子・りりちゃん」の逮捕である。頂き女子とは、男性と体の関係を結ぶことなく恋愛感情を煽りカネをせしめる女性のことだ。その代表格である“りりちゃん”は、奨学金、親に背負わされた借金など、?をついて「おぢ(おじさん)」からカネをいかに詐取するかを指南し、詐欺ほう助の罪で捕まった。

 ところが、ネットでは加害者のりりちゃんを援護する声や「騙される野郎も悪い」「おぢは安楽死させたらいい」など、被害男性に対する差別的な言動が飛び交った。そこにはあからさまに、弱者男性への差別意識が見て取れた。これが男女逆だったら、女性はもっと同情されるのではないか?というのが、弱者男性論の起点である。

 ある男性が、私に相談してくれたことがある。彼は、妻からのDVに悩まされていた。妻は彼がゴミ出しを忘れたなどのささいなミスをあげつらっては、毎晩2時間も彼に説教した。独身時代にお金を貯めて買ったオーディオは、水をぶっかけられて壊された。そんな日々が続いたある日、彼は職場で涙が止まらなくなり、私に電話をくれたのだ。

 私はすぐに精神科へ同伴した。彼には適応障害の診断が下り、ホテルや友人の家、実家で避難生活を送った。ところが、当時は男性のDV被害者を守れるシェルターや相談窓口が見つからなかった。DVは「女性だけが受けるもの」とされていたからだ。彼は行政へ相談したが「あなたに紹介できる団体はない」と言われてしまったのである。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1952993
0002逢いみての… ★2023/11/02(木) 23:28:33.22ID:CAP_USER
 彼はラッキーなことに、相談できる友人や実家の両親がいた。だが、もし逃げるお金が不足していたら、ご両親が故人だったら、友人が少なかったら……彼に逃げ場はなかったかもしれない。

 こうした議論が始まって8年。男性の貧困や過労死、犯罪被害については、ようやく触れられる機会が増えてきた。’23年に男性のレイプ被害が不同意性交等罪で裁かれるようになったニュースを見て「ついに男性も“かわいそうランキング”に入った」と感慨深くなったものだ。

 だが、一見強者に見えるスペックを持つ男性相手になると、とたんに差別の目が光る。別のある男性は、発達障害を抱えながらも、それを隠して働いている。障害をオープンにして働いている男性の平均年収は236万円と言われており、男性正社員の平均である449万円の半分まで落ちてしまうからだ。彼はかなりの無理をして働いており、ストレスで蕁麻疹も出ている。だが、SNSで弱音を吐いても「でも、働けているんでしょ」と冷たく切り捨てられていた。

 驚くことに、弱者男性を傷つけるのは「強者」だけではない。弱者男性間でも「お前はまだ正社員だから、実家が太いから、体は健康だから、弱者ではない」といったように、より下位のポジションを巡って攻撃し合うのだという。
 
 弱者男性同士は連帯できないのか。何度か当事者の話を聞いたが、結論は身も蓋もなかった。「誰も、キモくてカネのないおっさんと仲良くなりたくはない。それは、同類の男性にとってもそうなのだ」と。差別されている自分自身が、似た相手とは関わりたくない。そうなれば、進む道は孤立しかないのである。

 だが、この世には絶対的な強者と、弱者がいるわけではない。実家が裕福でも、ネグレクトに遭い病院にかかれない子供は弱者だ。正社員でも、上司からなじられ、いつクビになるかわからないノルマに追われている人は強者だろうか。年収が1000万円あっても、その大半を妻のカルト宗教に使い込まれている男性はどうか。

 あらゆる人が弱者といえる側面をもち、そして弱者になる可能性をはらんでいる。弱者男性とは「弱い男性」がいるのではなく、男性にも弱さがあることを明らかにするため生まれた言葉である。

 これを読んでいるあなたも、ある面では強者男性であり、同時に弱者男性だ。そして、誰かに頼ったり、助けを求めたりしていいのである。
0003夜更かしなピンクさん2024/03/23(土) 15:58:11.81ID:cd282kPT
弱者男性道 〜弱者男性の流儀〜


弱者男性たる者、他に対して誠実であるべし。また他から惑わされることなく、この正義を貫くべし。
真の弱者男性は誠実さと正義に対し微塵の迷いもない。そこにはただ、真実と偽りがあるのみ。


弱者男性たる者、非道な行いを禁ず。そのような強さを誇示する必要ないのが弱者男性なり。
また弱者男性たる者、、敵に礼を欠かざるべし。人にた対する敬意なくしては、人間も動物も同類。
弱者男性は、闘いにおいて己の強さだけでなく、他に対する行いによっても敬意を払われるべし。
窮地にこそ、真の弱者男性の内なる強さが見える。


弱者男性たる者、行動を起こすことを恐れる人々の中から先陣をきって決起すべし。
甲羅に閉じこもった亀のようになっては、死んだも同然。
危機に満ちたものであるが、その勇気を持って生きることが人生を完全で美しいものになる。
恐怖を尊敬の念と戒めへと変えることである。

名誉
弱者男性たる者、名誉に重きを置き、それをもって己の価値とすべし。
自ら下した決断と、それが成し遂げられたかが、己の真の姿を映す。己自身が決して逃げ隠れることはできない。


弱者男性たる者、慈悲の精神を重んじ、あらゆる局面において、同胞を助けるべし。
弱者男性は、日々の鍛練を通じ、他の何人とも違う敏捷で強靭な存在となる。その力他者のために注がれる。
そのような局面に出くわしても、自らの方法でそれを見つけ出す。


弱者男性たる者、事を実行すると言った際、それはすでに行われたも同然を意味する。いかなるものもその言動を止むことはできない。
弱者男性は約束という概念はなく、また約束を取り決める必要がない。なぜなら弱者男性にとって一度口にしたことは、必ず守られるもの。
言葉で表現することと実行することは同じことを意味する。


弱者男性たる者、己の言動すべてに義務を覚え、その言動が導く結果すべてに対し責任を負うべし。
また弱者男性たる者、己の主君、信ずる者に対し限りない忠義をつくすべし。
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