0001逢いみての… ★
2023/11/25(土) 22:44:44.15ID:CAP_USER「代々の墓を守ってくれる子供がいない」「実家の墓には入りたくない」「死んでまで夫と一緒にされるのは嫌だ」「死後は自然に還って自由になりたい」――そうした悩みを抱える人たちにとって、有力な選択肢となっているのが、「樹木葬」だ。
お墓の情報サイト「いいお墓」が行なった「お墓の消費者全国調査」によると、昨年同サイトを通して新しくお墓を購入した人のうち、樹木葬を選んだ人が51.8%と、調査開始以来、初めて過半数を超えた。
都内在住の50代の男性・Aさん(東京都江東区在住)はこう話す。
「実家が九州で、お墓も九州のままの状況だったので、そちらは墓じまいをして、通える場所で樹木葬のお墓を探そうと思い立ったんです。しかし、いざ探し始めると思っていたよりもなかなか大変でした」
樹木葬にもいくつか種類がある。どのようなタイプを望んでいるのか、検討する本人がはっきりイメージできていないと、選ぼうにも選べない。佐藤葬祭代表の佐藤信顕氏は、次のように説明する。
「そもそもの樹木葬は、広大な山そのものを墓地として登録し、シンボルとなる樹木の周りにお骨を埋めるやり方を指すものでした。最近では『里山型』と呼ばれています。埋葬から年月が経つと、骨は分解され、最終的に自然に還る」
岩手県一関市にある知勝院が1990年代に始めたのが嚆矢とされる。その後、都市部でも、「樹木葬」を謳う寺院や神社が急増した。
「里山型では、お骨を直接土に埋めるタイプが主ですが、都市部の樹木葬はシンボルツリーの周りに1〜6人程度の骨壷を収めることができるカロート(納骨式)を並べて配置したものが多い。なかにはシンボルツリーすらなく、従来の墓地の隅っこに樹木葬墓地と称する場所を設けているだけのタイプもあります」(佐藤氏)
前出のAさんは自身の体験をこう語る。
「都内にある樹木葬墓地をいくつか見学したのですが、狭い場所にまるで魚の鱗みたいに小さなプレートを並べているお寺さんもありました。2m×4mほどの場所に、ざっと数えただけでも40くらいのカロートが配置されていました。それぞれの価格が最低でも100万円と聞かされ、高いとか安いとかより、“こんなにギュウギュウ詰めなのか”という思いが先にきて、その後の説明が頭に入ってこなかった(笑)」
当初は自宅から近い場所での樹木葬を探していた人が、最終的には少し離れた場所に落ち着くケースもある。茨城県の常陸国出雲大社の運営する樹木葬には、そうした辿り着く人が少なくないのだという。
ここは前出の岩手県一関市にある知勝院が始めた「里山型」を踏襲する関東最大級の樹木葬墓地だ。広大な山肌に区画された土地を購入し、自然に還る素材の布で包んだ遺骨をカロートではなく土の中に直接埋める。
同大社権宮司の高橋正重氏に聞いた。
「今から14年前に、一関の知勝院さんの里山式樹木葬のことを知り、これだと思って始めました。社の裏にある5万坪の土地全体を墓地として、現在6区画、1万8000霊分の樹木葬墓を展開しています」
山の斜面をそのまま使った大規模な樹木葬。敷地内に敷かれたアスファルト道にはどんぐりの実が沢山落ちている。
「こちらには、2m四方の土地にそれぞれシンボルツリーを植樹した一般区画と、広い場所を55cm四方に区切った合同区画の2種類があります。一般区画には10〜15霊は埋葬できます。合同区画は1霊のみ埋葬できます。お値段は一般区画が50万〜100万円で、合同区画が30万円です」(高橋氏)
こうした樹木葬をイメージしていた場合、都市部で探すのは不可能だ。通いやすい都市型か、樹木葬本来の里山型か。それぞれのライフスタイルを考え合わせ、慎重に選ばなくてはならない。
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以下ソース
https://www.moneypost.jp/1087017