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中尾彩香

大きく羽ばたくための土台が完成しつつある。中尾は今年6月の鳴門男女W優勝戦でデビュー初優出(4着)。その後は舟券に絡む機会が増加して、2024年1月からの適用勝率(今年5月〜10月)は4・26と初の4点台に到達した。

「(優出した)鳴門のエンジン自体は良くなかったけど、その前の鳴門(今年4月)のときの調整を試したら行き足が安定して。それがよかったですね」

好成績を挙げるには、操縦技術を磨くのはもちろんだが、求める足に仕上げる調整力・整備力も必要だ。

「以前よりは少しずつ調整できるようになって、スタートが安定してきた気がします。でも、初めてのレース場とか(男女混合の)一般戦とかでは全然勝たせてもらえないですけどね」

キャリアで勝る先輩たちとの対応力の違いを痛感しながらも、最近の女子戦では節間に1勝は挙げて帰っている。勝率の上昇や1着本数の増加が、着実にレベルアップしている証しだ。

「来年はA2級に上がりたいです。あと、次走が尼崎(ヴィーナスシリーズ、13〜18日)なので、淡水の調整をつかんで帰りたい」

11月の多摩川一般戦では9走して1、2着なし、3着1回と苦戦を強いられたが、調整の方向性をつかもうとレース後も試運転を繰り返していた。前向きにレースに取り組む姿勢は、将来の糧になるはず。次走の尼崎ヴィーナスシリーズも含めて、これからの走りに要注目だ。

(立山友基)

◆中尾 彩香(なかお・さやか)
2001(平成13)年6月27日生まれ、22歳。沖縄県出身。福岡支部所属。
126期として20年5月に徳山でデビュー。双子の姉もボートレーサーで、128期の中尾優香(22)。
特技はバレーボール。趣味は占いに行くこと。好きな食べ物は乳製品、しらこの天ぷら。
13日開幕の尼崎ヴィーナスシリーズに出場予定。
161センチ、47キロ。血液型O。

以下ソース
https://www.sanspo.com/race/article/general/20231201-MKMLU2RN3ZOGZPPDV33ZIO3GIQ/