0001逢いみての… ★
2023/12/19(火) 21:51:57.10ID:CAP_USER総務省「令和4年中の救急出動件数等(速報値)」の公表より
緊急時に無料で病院まで搬送してくれる救急車だが、X(旧Twitter)で救急車の有料化をめぐる議論が巻き起こっている。背景には、救急出動件数と搬送人員が増加と、搬送人員の約半数が「軽傷」という現実がある。
総務省の資料によると、令和4年中の救急車の救急出動件数は722万9838件だった(前年比103万6257件増、16.7%増)。搬送人員は621万6909人(前年比72万5165人増、13.2%増)。救急出動件数、搬送人員ともに大幅に増加し、統計開始以来、最多となった。
搬送人員の傷病程度別にみると、軽症(外来診療)が最多の293万8525人(47.3%)。次いで中等症(入院診療)が270万4042人(43.5%)、重症(長期入院)が47万8775人(7.7%)だった。軽症は前年246万460人から19.4%増加した。
こうした救急車の利用傾向を踏まえて、救急車の無料を維持すべきか、それとも有料化を検討すべきなのか──。賛否両論の声が上がっている。
メーカー勤務の50代男性・Aさんは、救急車の有料化に賛成。ただし、「罰金」という形で徴収すべきだと持論を展開する。
「気軽に救急車を呼ぶ人のせいで、明らかに急を要する人が後回しにされるようなことがあってはらないと思います。一律有料とまでいかなくても、タクシー代わりに使うような悪質なケースには、後から罰金という形でお金を徴収すべきではないでしょうか」
Aさんは、「有料化した方がいい」と思うきっかけになった出来事がある。
「ある日の帰宅途中、救急車の救急隊員が呆れた口調で『またあなたですか』とおじいさんに言っている場面に遭遇してしまいました。そのおじいさんは遠目にもピンピンしていて……。
あとから近隣の方と雑談するなかで知ったのですが、そのおじいさんは少し手の指をひねったか何かだったそう。もちろん人によって緊急事態は異なるのでとやかく言えませんが、救急車を呼ぶほどなのか、タクシーで病院に行くのではダメなのかなどはきちんと考えたほうがいいと思いました。
結局、路上駐車だって飲酒運転だって、なんでも抑止のためには罰則、罰金じゃないですか」(Aさん)
IT企業勤務の30代女性・Bさんも有料化に賛成。少なくともタダではなく料金を設定すべきだと言う。
「何でも無料に慣れ過ぎるのはよくない。日本人は税金や保険料を払っているとはいえ、医療や救急サービスには本来高額なお金がかかるということを理解した方がいい。1回1000円くらいの値段に設定すれば、少しは安易な利用の抑止につながると思います」
金融機関勤務の40代女性・Cさんは、有料化には反対という考え。理由は重症化する人や亡くなる人など、トラブルが増えるという予想からだ。
「救急車は、ただでさえどんな時に呼べばいいのか判断が難しいのに、有料化されると、よくも悪くも呼びにくくなってしまう。お金がない人や、もう少し様子を見ようと判断してしまう人が続出したら、結果的に亡くなったり重症化したりする人が増えるのでは。
例えば屋外で誰かが倒れていた場合でも、有料だと呼ぶか呼ばないか、第三者の判断が遅れてしまいそう。緊急事態と判断して呼んだとしても、その支払いは呼んだ人がするのか、呼ばれた人がするのかなど、後からトラブルが起きかねません」
Cさんは、「仮に救急車を有料化し安易な利用が減ったとしても、また別の問題が生じる」と慎重だ。
「お金が生じることで『客』という立場になるので、むしろ厄介なことになると思います。『金を払っているんだからさっさと運べ』というクレーマー的な人が出てきてもおかしくない。金にものを言わせる人が現れ、本当に医療が必要な人が救われない世界になってほしくありません」(Cさん)
救急車出動の原資は税金。安易な理由による緊急要請の増加は有料化どころか、さらなる増税を招く可能性もある。救急車の未来は、国民一人一人のモラルにかかっている。
以下ソース
https://www.moneypost.jp/1093923