0001逢いみての… ★
2023/12/22(金) 22:43:26.82ID:CAP_USER任意聴取が進められている幹部らは、その影響力を背景にノルマを超えてパーティー券を売り、多額のキックバックを受けた立場でもあるとみられているが、ノルマを達成するのでせいいっぱいという議員も少なくなかったようだ。二階派関係者が語る。
「パーティー券を売る側の議員事務所の秘書たちにとっては、かなりの負担があることなんです。なにしろ1か月あまりの短期間で50枚、100枚、閣僚経験者なら500枚を超えるような、かなりの枚数の券を売り切らないといけませんから」
二階派の政治資金パーティーは毎年4、5月ごろ、都内のホテルで開催されてきた。安倍派ほか他派閥でもこの時期が選ばれるのは、国会開会中ということで派閥所属の国会議員が東京で顔を揃えやすいからだ。
今年も4月に、「志帥会と同志の集い」が三木谷浩史・楽天グループ会長やセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使をゲスト講師に招いて開かれている(コロナ禍だった2020年は10月、2021年は9月に開催)。前出の二階派関係者が続ける。
「2月ごろには規模を決めて会場のホテルを押さえてしまうのですが、実際にはそれ以外に決めなければいけないことがいくつもあります。〈パーティーの名称をどうするか〉〈講師を呼ぶのかどうか〉〈チケットのデザインをどうするか〉……。そういった細かい点を決めないと、券面を印刷できない。ところが、これがなかなか会長や事務総長の意向が固まらずに決まらないんです」
他派閥の領袖を呼ぶなら誰かといった政治的な思惑が絡むと、ぎりぎりまで悩ましいということだろうか。
「ようやく決まるのは開催日まで2か月を切ってから。毎年3月ごろになると派閥事務局に議員秘書側から『まだチケット来ないの?』『早くちょうだいよ』といった声がかかることがあった」(同前)
パーティーの詳細が決まってもすぐにパーティー券を配れるわけではない、とこの二階派関係者は言う。
「券面が決まったら急いで印刷所に持っていくのですが、なにしろチケット5000枚と案内状を印刷するのに『2週間かかる』とか言われることはざら。『いやそれじゃだめだ』と交渉して1週間に短縮してもらって、できたらすぐにスタッフが議員のノルマの枚数をセットにして議員会館に配って回っていた。議員事務所の秘書たちもまだかまだかと待っているのです」
この関係者によれば、50枚ノルマの議員事務所側から「80枚ください」と言われることもあるが、必ずしも、ノルマを超過して販売されるとも限らないという。
「販売するうちにチケットをなくすこともあるし、実際にはお金を払わないけれど渡さなくてはいけない人が出てくる場合もあるから、議員事務所側から余分にほしいと言われればその枚数を渡すんです。
ただ、実際は余分の30枚分も売っているけれど、その分の収入をプールして、派閥側には『50枚だけ売った』と報告していることはありえるし、派閥としては確かめようもない。好ましくはないけれど、むしろノルマ分を売ってもらえないことのほうがもっと困るので、派閥側も細かくチェックはしない」(同前)
1996年の衆院選から導入された小選挙区制度によって、選挙は派閥単位ではなく、政党同士の戦いという色彩が強まり、公認権を持つ党本部への権力の集中につながる一方、派閥の影響力を弱めてきた。影響力を維持するために派閥の側が重視してきたのが、政治資金パーティーだ。前出の二階派関係者は「派閥はパーティーで成り立っているようなもの」と話した。
そう聞くと、裏金づくりが可能になるキックバックのルールは、派閥がかろうじて求心力を保つためのインセンティブそのものだったと見ることもできそうだ。捜査の行方次第では、30年近くになろうとする「官邸主導」が生み出したものが何なのか、実態が明らかになってくる可能性もある。
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20231222_1930081.html