0001逢いみての… ★
2023/12/24(日) 00:28:19.57ID:CAP_USER東南アジアにあるボルネオ島のトゥバという村では、川などの水辺に恐ろしい怪物が生息しているといわれている。その怪物は、泳いでいる子供たちを襲うとして恐れられている存在であり、むやみにその怪物の名を口にするとそれに刺激され襲撃してくるとして皆が口を閉ざすという。怪物の名前は「ゲナリ」。体長はおよそ4〜5メートルで、顔はカワウソのようで、尻尾はセンザンコウに似ており、脚にはトカゲのような鋭い爪が付いているという。
犠牲者が出るたび、地元のシャーマンによって村はずれの洞窟で鎮めの儀式が行われる。この洞窟は、川から数メートルほどしか離れていない岩窟であり、ゲナリのすみかであると信じられているという。
ある日のこと、数人の少年が川へ入って遊んでいた。その中の一人クリストファーという少年が、突然姿を消してしまったのである。驚いた友人たちが急いで川から上がり助けを呼びに行ったが、20分後に少年は遺体となって発見された。これはゲナリが初めて現れた事件とされており、それ以降10年間で5人もの子供がゲナリの犠牲となった。最後の犠牲者は、わずか2歳であった。
彼らの遺体は、川辺のほぼ同じ場所で発見されており、その遺体はどれも首や肩に青いアザの痕や無数の浅いひっかき傷・擦り傷が見られた。不思議なことにゲナリは、子供たちに攻撃をするのみであり、食べようとした形跡は一切ないのだ。
これまでゲナリの姿を目撃した者はほとんどおらず、多くが謎に包まれている。ただ、この地では茶色いウロコに覆われた巨大な怪物が幾度も村を襲ったというような、ドラゴンにまつわる伝承が伝わっていることから、ドラゴンのようなものと考えられているようだ。
ゲナリという名前も、現地でドラゴンを意味している。ボルネオ島の森林には、オランウータンをはじめ多種多様な生物が生息している。トカゲやイリエワニそしてヘビといったドラゴンを思わせる動物も多い。
遺体の傷跡の特徴から、ゲナリの正体は獲物を締め付けて死に追いやるアミメニシキヘビのような大蛇ではないかと考えられている。また、村を流れる川の支流を下った先の河口域はイリエワニの生息地としても知られ、これまで多くの人々が犠牲になっているという。
一説には40メートル近いワニに遭遇したという逸話まで残っているそうだ。ワニは縄張り意識が強く、成長すればサルすら獲物にしてしまい、その際は尻尾の一撃によって仕留めるという。
しかし疑問が残る。もしヘビであればかみ痕が必ず残るはずである。にも拘わらず、子供たちの遺体にはかまれた痕は見られなかったのだ。また、食す目的でもないのに獲物を攻撃するという性質は、ヘビとワニいずれであろうと生態的に考えにくいのである。
ただしその一方で、獲物に忍び寄るというワニの特徴と、獲物を締め付けるというヘビの特徴自体は、おおよそ合致していることも事実である。
もしかするとゲナリとは、ワニとヘビの交雑によって誕生したハイブリッド生物なのかもしれない。
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/286573