0001逢いみての… ★
2023/12/27(水) 23:45:36.50ID:CAP_USERhttps://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/880w/img_414b739041cba282782edd9d85f1e502205082.jpg
かがさま
オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第169回は「かがさま」だ。
山陰地方の山奥で信仰されている神様である。基本的には、よそ者を生贄(いけにえ)としてささげることを信仰の中心としている土着の神様のようだ。
生贄になるよそ者一家は、村はずれの整地されたきれいな家屋に住まわされる。ある医者の夫婦と息子が無医村に住むことになった。そこは「かがさま」を信仰する村であった。表面上は、医者夫婦に対して村中が大歓迎であった。奇妙なことに、家にはまるで神社のようなお札が貼られていた。
台風が迫ったある夜、ふもとの街に住んでいた夫の兄と父親が血相を変えて迎えに来た。「とにかく車に乗れ」ということである。一家がしぶしぶ避難したところ、村を鉄砲水が襲った。
無傷だったのは、医者のその家だけだったそうである。つまり、生贄として用意された医者一家が逃げてしまったことで、村そのものがかがさまの怒りを買い、鉄砲水に襲われたのである。
このような土着の神様に対して、よそ者を生贄にするというのは昔話ではよく聞くパターンである。いまだにそんなことが行われているのだろうか。
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/287198