0001逢いみての… ★
2024/01/04(木) 22:26:56.55ID:CAP_USER村人たちはそれらをヒンドゥー教における一族を守る守護神「クラデヴァタ(Kuladevata)」が与えてくれた「聖なる石」として、何世代にもわたって崇拝してきた。
しかし、最近になって村の秘宝として崇められてきた手のひらサイズの聖なる石に、驚くべき事実が判明した。
石と思われていたものは、7500万年前の白亜紀後期、インドに生息していた竜脚類の恐竜、ティタノサウルスの卵の化石だったのだ。
インド・マディヤ・プラデーシュ州ダール県パドリヤ村の住民は、農耕のために土地を耕していた地元の人々によって発見された数百個の丸い石の玉を、「カカード・バイラフ(土地の主)」と呼び、各家庭で「聖なる石」として何世代にもわたって奉ってきた。
村人たちは、それらの石が農場や家畜を災難から守る力を持っていると信じていた。
その石は家を守る守護神「クラデヴァタ(Kuladevata)」によってもたらされたという伝説を一族から受け継いだ村人たちは、聖なる石をイチジクの木の下に置き、崇拝してきたという。
ヴェスタ・マンダロイさん(41歳)も、先祖が農地と家畜を守るために「カカード・バイラフ」を奉ってきた一家の1人だ。
しかし、これらの神聖な石に隠された驚くべき真実は、ラクナウにあるビルバル・サーニ古環境科学研究所の専門家による定期的な現地調査で明らかになった。
ウッタル・プラデーシュ州ラクナウにあるビルバル・サーニ古環境科学研究所の研究者グループは、現地調査の際、これらの石の玉に強い興味をひかれた。
そこで徹底的な分析を行った結果、石の玉の起源が超自然的なものであるという長年信じられてきた説を払拭した。
村人たちによって崇拝されてきた石の玉は、実はティタノサウルスという約1億7500万年前の恐竜の卵の化石であることが判明したのだ。
ティタノサウルスは、中生代白亜紀後期(約9000万年前から6600万年前)のインドに生息していた竜脚類の恐竜で、体長12〜19mほど、四肢は短く、背中に皮骨から構成される装甲を持っていたと推定されている。
地元の古生物学者であるヴィシャール・ヴェルマ氏は、次のように述べている。
マディヤ・プラデーシュ州のナルマダ渓谷は、中生代白亜紀に恐竜が繁栄していた場所でした。
興味深いことに、ダール地区には2011年に設立された恐竜化石国立公園があり、古代の恐竜の化石が保存されています。
https://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/4/f/4f72a6de.jpg
村人たちが聖なる石として崇めていたのは恐竜の卵の化石だった / image credit:dailysabah / dpa Photo
こうして、マディヤ・プラデーシュ州のナルマダ渓谷は、恐竜時代との歴史的なつながりが明らかになった。
今年の初めに、およそ7000万年前のものと推定される256個のティタノサウルスの卵の化石が92か所から発見されたことからも、同渓谷は恐竜の孵化場だったことがうかがえる。
ヴェスタ・マンダロイさんは、先祖が農地と家畜を守るために崇拝してきた一家の神聖な石の玉が、実は恐竜の卵であったことを知って衝撃を受けた。
この発見は、村が大切にしてきた遺物に対する理解を再構築するだけでなく、この地域の古生物学的歴史に関する広範な科学的知識への貢献となる。
この画期的な発見は、科学者、歴史家、地元住民の間に広く関心を呼び起こし、地球の遠い過去の謎を解明するための研究と探求に新たな道を開いたようだ。
インド亜大陸で最初の恐竜とされるティタノサウルスが、初めて記録されたのは1877年のことだそうだ。
当時、地球を闊歩していた恐竜の中で最も大きい恐竜で、特徴的な銀色がかった灰色の体色から「巨人のトカゲ」を意味するその名がついたと言われている。
以下ソース
https://karapaia.com/archives/52328444.html