0001逢いみての… ★
2024/01/23(火) 22:57:33.40ID:CAP_USERアメリカ、フロリダ州にあるタンバ湾では2021年から断続的に謎の怪音が聞こえてくるという報告が相次いでいた。
その音は、人間が打楽器を口で表現するボイパ(ボイスパーカッション)の「ブンブン」といった低音によく似ているのだが、海の中から聞こえてくるのだ。
地元の科学者によると、どうやらこの音は、ブラックドラムという魚が、メスを呼び寄せるために出す音である可能性が高いという。
この音は水から約1.6km離れた場所まで聞こえるほど大きいという。
フロリダ州、タンバ湾周辺に住む地域住民は、2021年以降、定期的に聞こえてくる不気味な低音に困惑していた。これまでその発生源に対する具体的な答えは見つかっていなかった。
だが、同州にあるモート海洋研究所の科学者、ジェームズ・ロカシオ氏は、ブラックドラム(Pogonias cromis)が出している音である可能性が高いと述べている。
ロカシオ氏によると、ブラックドラムのオスは繁殖シーズン中に、体の筋肉の一部を収縮させ、浮き袋(気体の詰まった袋状の器官)に振動を与えること、このような音を発するというのだ。
この音は低周波で水中を効率よく伝わり、異なる媒体を通しても伝搬するため、遠く離れた場所にいる他のブラックドラムにもよく聞こえるという。
1.6km以上離れた場所にも届くため、沿岸周辺に住む住民たちにも聞こえるはずだ。
以下の動画の再生開始から0:55後に、ブンブンといった音を聞くことができる。
https://www.youtube.com/watch?v=cP3T0aHDP6Y
実際にこの怪音を聞いたという地元住民の1人は、その後、ブラッグドラムの出す音の録音を聞いたところ、同じ音のように聞こえたと言い、ロカシオ氏の説が正しいと信じている。
もし本当にブラックドラムが交尾相手を求めてブンブンしている音なのならひとまず安心だし、「お盛んやのぅ」で済むだろう。
地元住民らは安心材料が欲しいため、現在資金集めを行っており、科学者と協力して水中マイクを設置し、真相解明に乗り出している。
この調査には2,500ドル(約28万円)かかるそうで、資金が集まれば、装置を数日以内に設置することが可能だという。
ブラックドラム(Pogonias cromis)は北アメリカ東海岸沖の北大西洋西部に見られる、スズキ目ニベ科の魚で、主に沿岸域に生息するが汽水域にも入ることがあるという。
体長は50cm〜90cmだが、最大で体長1.5m、体重90kgに達することもあるそうだ。色は灰色がかった銀色で、若い個体には暗い縦縞が見られることがある。
肉食性。甲殻類や小魚などを捕食する。
春から初夏にかけてが産卵期だが、特に水温が温かくなる時期に活発になる。繁殖シーズンになるとオスは特徴的な低音を発する。この音は交尾の呼び声であり、メスを引き寄せる役割を果たすという。
音の強さやリズムは、オスの健康や生殖能力の指標となる可能性があるため、メスはより力強い音を発するオスを選ぶと考えられている。
以下ソース
https://karapaia.com/archives/52328906.html