0001逢いみての… ★
2024/01/27(土) 23:35:19.52ID:CAP_USERhttps://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/b/e/880w/img_be01bd7e0e8db244bc4283d058554d8e217389.jpg
こりぶえ様
オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第172回は「こりぶえ様」だ。
ある地域で夜になると時折、笛の音が聞こえる。すると不思議なことに笛の音が聞こえた夜は必ず火事か凶事が発生した。この笛の音は氏神様が地元の人々が不吉なことに巻き込まれることを予言したのではないだろうかと推測した。
笛の音が聞こえた方角と不吉なことがあった方角は必ずしも一致するものではなかった。それどころか全然違うことがあるらしい。
この理由を老人に聞いてみると、基本的に笛の音は火事や事故が発生する時に氏神様が警告してくれてるのだが、時折、氏神様を休ませるために、「うそぶえ」を吹くのだという。しかし、これでは頻繁に笛の音が聞こえてしまい、予告の意味がなくなってしまうのではないだろうか。
この笛の音という心地よい妖怪はなかなか珍しい。この連載でも、かつて取り上げた「ウグイスの師匠」を思い出してしまう。あと伝承妖怪においては、山中で祭囃子や太鼓が聞こえる「狸囃子」「虚空太鼓」などが連想される。
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/289910