0001逢いみての… ★
2024/01/30(火) 21:59:00.09ID:CAP_USER※※※※※※※※※※※※
元日に起きた能登半島地震では石川県内の多くの港で海底が隆起し、中には4メートルもせり上がったところもあったほどだ。
そのためか「日本列島は地震の活動期に入った」との報道が増加。次はどこが揺れるのかとの警戒感が高まっているが、本誌は北海道南東沖の千島海溝で起きる巨大地震を危惧している。
この地震の震源域には十勝沖、根室沖、色丹沖などがあり、これまでにもたびたび地震を引き起こしてきた歴史があるからだ。
科学ライターがこう語る。
「この辺りは沖合から太平洋プレートが陸側の北米プレートの下に沈み込み、徐々に千島海溝の境界部に歪みがたまっていく。そして限界までたわんだプレートが跳ね返る。南海トラフ地震とまさに同じプロセスが海底で起きているのです」
国の地震調査委員会は、今後30年以内にこれら地震の起こる確率を7?40%と想定。大津波をもたらす大地震の発生が切迫していると、警鐘を鳴らしているほどなのだ。
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が言う。
「このエリアで起きた最も大きな地震は、17世紀に発生している。M(マグニチュード)8.8に達する地震規模だったとみられているが、北海道の地震にはほとんど記録がなく、津波の堆積物から判断されたものなのです」
また、千島海溝沿いでは近年もM7?8クラスの「プレート間地震(=プレートの摩擦で起きる地震)」がしばしば起きている。1952年の十勝沖地震(M8.2)、1973年の根室半島沖地震(M7.4)、2003年の十勝沖地震(M8.0)などが代表格だが、これらが連動しM9クラスの超巨大地震が発生するといわれているのだ。
ちなみに、過去6500年分の堆積物からは、350?400年間隔で実に18回もの超巨大地震が発生していたことが分かっている。
怖いのはM7程度の地震が発生すると、間を置かずM8クラスの大地震が起きることで、過去には連続地震が起きていた可能性も指摘されているのだ。
「よく引き合いに出される南海トラフ地震では、1854年11月4日に熊野灘沖を震源とする安政東海地震が発生。翌日、四国南方沖を震源とする安政南海地震が発生したが、ここでも同じことが起きていたとみられているのです」(科学雑誌編集者)
加えてこの辺りで起きる地震は震源が陸地から近いことが多く、大地震発生時には今回の能登半島地震と同様、甚大な被害をもたらす可能性が指摘されているのだ。
防災ライターの渡辺実氏が語る。
「真冬に道東の海沿い地域に行ったことがあるんですが、もし同時期に大地震が起きれば揺れで生き延びたとしても、避難所で亡くなる災害関連死が後を絶たないだろうと感じました。備えがなければ、東日本大震災のような壊滅的な被害をもたらすことは確実で、近隣市町村はそうした警告を真摯に受け止め、早急な防災計画を立案、実施しないといけないと思います」
国の中央防災会議が2021年に公表した被害想定によれば、襟裳岬から東の道東では20メートルを超える津波が沿岸部を襲うという。また死者は最大8万5000人、建物は7500棟が壊滅するとみられている。
「ちなみに、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市は、以前から群発地震が続き、ある程度地震被害が想定されていた。高齢者の多い町ですから、行政が先頭に立って建物の耐震強化や防災計画を実施する必要があったが、ここでも同じことが言えるのです」(前出・渡辺氏)
もっとも、地震学界にはこうした被害を凌ぐ恐ろしいシナリオが存在する。千島海溝の南には2011年に東日本大震災を引き起こした日本海溝が存在する。実はこれを震源とした地震が連動して起きる可能性が指摘されているのだ。
「よく知られた話だが、『日本海溝の北側には東日本大震災の割れ残りがある』といわれている。先の震災時に地震エネルギーが放出されなかった同エリアは、いずれズレ動くとみられている。千島海溝地震に誘発されて起きる可能性も否めない。その場合はM9クラスの大地震が起こり、東北から道東沿岸に16?30メートルもの大津波が押し寄せることが想定されているのです」(前出・科学ライター)
続く
以下ソース
https://weekly-jitsuwa.jp/archives/129901