0001逢いみての… ★
2024/02/13(火) 22:43:01.59ID:CAP_USER世界初のAIセクシー女優、木花あい(h.m.p公式ウエブサイトより)。彼女のSNSにはすでに数万人のフォロワーが……
’23年はAIに沸き、AIに翻弄された年だった。
それが未来への福音か、開けてはいけないパンドラの箱だったのかはまだわからないが、時代の変化とAIの進化が呼応して’24年、様々な業界に変化が起き続けている。時代の流れをいち早く反映するアダルト業界にも如実に表れている。
『アダルトメディア年鑑2024 AIと規制に揺れる性の大変動レポート』を監修した、アダルトメディア研究家の安田理央氏が語る。
「’23年はアダルト業界の構造が破壊された年と言えます。どういうことかというと、まず’22年にいわゆる“AV新法”が施行されたことに加え、AIがPCマニアでない一般層でも扱えるほどになるという爆発的な進化を遂げました。加えて、流通の変化により、個人が同人でアダルト動画やイラスト集、18禁漫画などを発売できるようになり、それが大きな市場になった。アダルト業界では長い間、まず会社――つまりメーカーが作るものがあって、メーカーが販売と流通を独占していた。その上で、同人の世界がありました。当然、メーカー作品のほうがクオリティが高く、流通ルートも確保しているため、商品が広く出回り、売上も市場も大きいという時代が長く続いた訳です。
しかし“AV新法”の施行によって新たに制限がかけられた結果、表現できるものが減り、アダルトメディアを販売することへのリスクが大きくなった。リリースの速度も落ちてしまいました。一方で、同人も法律による縛りは受けるものの、個人や少人数で製作しているため、大手ほどの影響はなかった。女優もメーカー作品に出ても儲からない。儲けたければ同人に出たり、自分で作品を作って売ったほうがいい。一昔前と完全に状況が変わってしまったのです」
“AV新法”とは「AV出演被害防止・救済法案」を指す。主に問題となっているのはアダルトビデオ撮影において「契約後、1ヵ月以上の撮影禁止期間」が必要となること。撮影まで間が空くことにより、女優が出演を翻意する機会が増えると考えられているのだ。「契約の無効・取り消し・解除」の規制もメーカーにとっては大打撃。出演者の意思により、作品の配信停止、販売の差し止めなどが可能になったのだ。
配信停止ならまだしも、実物が流通しているアダルトDVDを回収するとなると大打撃を受ける。DVDを販売する店舗の現場からは「これでアダルトDVDの文化は終わる」という悲鳴が上がった。
そんなAV新法で激変した日本のアダルトシーンに颯爽と登場したのがAIだった。時代の変化や規制でできなくなったことをAIが可能にし、“まったく新しい違法アダルト動画”が作り出されているという。
「モザイク破壊≠ナすね。どういうものかというと、モザイク部分をAIが解析して予測復元。リアルな性器画像を作ってモザイク部分にはめ込む、というものです。逮捕者も出ていますが、それは市販のモザイク入りアダルトDVDのモザイクを破壊して販売したからで、個人的にモザイク破壊して楽しむぶんには現行法では裁けないはず。これは大きな意味を持ちます。なぜなら、メーカーがモザイクを入れること自体に意味がなくなるからです。『モザイクを入れなければいけない』と定めている法律も、販売の形も形骸化する可能性が出てきます」
AIの進化はさらなる動きを生み出している。AIセクシー女優である。AV新法によって女優の確保が難しくなり、かつ、作品回収のリスクが発生するなら、リアル世界には存在していない女優を使えばいい――そういう発想だ。
安田氏が続ける。
「’23年、世界初のAIセクシー女優という謳い文句でh.m.p社から木花あいちゃんがデビューしました。今はまだ顔だけがAIで、全身を造るところまではいっていませんが、韓国系のAIが得意なメーカーが1年かけたというだけのことはあって現時点でも完成度は高い。このレベルでAIを活用するには資本力・技術力が必要ですから、同人界隈では難しく、大手が中心となって進めていくでしょう。
続く
以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/357459