今月、大御所歌手・吉幾三の公式YouTube動画で、現役CAを名乗る匿名の人物から“カスハラ行為”を告発された自民党・長谷川岳参議院議員。3月28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、関係者が長谷川氏の気性の荒さなどを暴露しており、ネット上では「叩けばいくらでもほこりが出そう」とあきれ声も上がっている。

 同騒動は、昨年5月12日に公開された吉の動画が発端。吉は同じ飛行機に搭乗したある国会議員の言葉遣いが乱暴であったと明かし、「あまり横柄な態度はやめてもらいたい」と苦言を呈しいていた。

 この時、実名は明かされなかったが、今月19日公開の動画で、吉は現役CAを名乗る人物から届いたという手紙を公開。

 そこには「吉さまがYouTube内でおっしゃっていらした『態度が横柄な政治家』の方は、長谷川岳さんでしょうか」と実名が記されており、「飛行機が遅延した際には「鬼の首を取ったような言い方でクレームをされます」などと過去に受けた行為の数々が暴露されていた。

 さらに、28日発売の「週刊文春」は、長谷川氏の地元・北海道札幌市の市役所職員や、地元紙記者が証言。それによれば、長谷川氏の横柄な態度は地元では有名であり、市役所職員の中には、長谷川氏への対応で残業が100時間を超えることもざらだという。

 この文春砲を受け、長谷川氏は同日にアメブロを更新。「私の過去の表現方法をめぐる報道がなされ、不徳の致すところです。初当選以来、北海道の課題、地域の課題解決に向け、情熱的に活動して参りました。一方で、私の表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました。以後、時代に即した表現方法に変えて参ります」と表現方法を改めると宣言している。

 そんな中、この騒動と茨城県議会の話題を関連づけるネットユーザーが相次いでいる。

 茨城県議会の議会運営委員会では19日、議員間のハラスメントを対象としたハラスメントの相談窓口を4月1日に設置すると報告。

 しかし、直後に自民会派会長の白田信夫議員が「(茨城ではハラスメントを)誰もやっていない」「議員は自制を持っている。個人的には反対」「議員の威厳の問題」と反対を表明。一部メディアの取材に対しても「(設置は)早い」と話したといい、結局、「設置は見合わせ」となった。

 窓口があって困るのはハラスメントを行っている人物だけに、なぜ反対するのかと理解に苦しむ部分もあるが、ネット上では「CAにカスハラ暴露された議員といい、また自民党か……」と長谷川氏の騒動と関連づける声が相次いでいるようだ。

 今月22日には、吉の動画内容が事実と異なるとして反論していたものの、文春砲が出た途端おとなしくなってしまった印象の長谷川氏。今後、改めた態度が注目されそうだ。

以下ソース
https://www.cyzo.com/2024/03/post_364902_entry.html