0001みかんちゃん ★
2025/06/30(月) 11:54:39.04ID:CAP_USERhttps://www.news-postseven.com/uploads/2025/06/24/insta_russell_brand_01-500x750.jpg
だが、その“瞳の奥”に隠されていたのは、驚くべき疑惑の数々だ。
2025年6月4日、イギリス検察庁とロンドン警視庁は、ブランド被告をレイプや性的暴行などの容疑で正式に訴追した。訴追の内容は、レイプ1件、強制わいせつ1件、口腔性交レイプ1件、性的暴行2件。いずれも1999年から2005年にかけてのもので、被害者は4人。場所はイングランド南部のリゾート地であるボーンマス、そしてロンドン中心部にあるウェストミンスターだったという。
被害者4人は具体的な被害を訴えていて、その内容が現地で衝撃を与えているという。国際ジャーナリストが解説する。
「ある女性が語ったのは、労働党の議会に出席していた時の出来事で、宿泊先のホテルで強姦されたと主張しています。別のテレビ局スタッフの女性はブランド被告から胸を掴まれ、トイレに引きずり込まれて口腔性交を強いられたと訴えている。また、ラジオ局の女性職員は顔をつかまれて壁に押し付けられ、無理やりキスされた上で、胸や尻を触られたと証言。他にも前腕をつかまれ、男性トイレに連れ込まれそうになったと話す女性もいます」
これらの行為はいずれも被害女性たちの証言によるものだ。20年以上前の被害が今になって表面化したわけだが、当時は恐怖とブランドの“影響力”の前に、誰も告発することができなかったという。
「彼が経営陣に守られている」
「イギリスの公共放送BBCの内部調査では『下着に指を入れられた』『トイレに連れ込まれて男性器を見せられた』といった証言があったものの、そうした訴えが表沙汰になることはなかった。ブランド被告はBBC内部でも一目置かれた存在で、スタッフらは『彼が経営陣に守られている』と感じていたようです。何か言えば、自分のキャリアに支障が出ると感じるほどの影響力だったのでしょう。日本も同じような芸能関係者の事件がありますが、世界共通の問題なのかもしれません」(国際ジャーナリスト)
ブランド被告は、イギリス・エセックス出身で、写真家の父と母の一人っ子として生まれた。両親は生後すぐに離婚して、シングルマザーの家庭環境で育っている。16歳の時には母のパートナーとのトラブルから家を出て、大麻やLSD、エクスタシーなどの違法薬物に手を染め、演劇学校を退学させられるなど、荒れた少年時代を送っていたという。
一方、2000年ごろからマイク1本で観客を楽しませるスタンダップコメディアンとして人気を博し、2004年にはテレビ番組『ビッグ・ブラザーズ・ビッグマウス』や、英BBCラジオの番組で司会を務めた。アメリカにおいても『寝取られ男のラブ♂バカンス』といったコメディ映画で主演を飾るなど、数々のコメディ映画などに出演。コメディアンとして、順風満帆に道を歩み続けてきた。
私生活では、2010年に1億人以上のXのフォロワーを持つアメリカの歌手ケイティ・ペリーと結婚(2012年に離婚)し話題を集めたが、近年はメディア業界から距離を置き、YouTubeやポッドキャストを中心に活動。薬物依存とセックス依存の過去を語り、健康や陰謀論にまつわるトークで多くの新しいフォロワーを獲得した。YouTubeの登録者数は670万人を超えている。
“社会派”として新境地を切り拓いていたブランド被告だが、2023年9月に風向きが変わった。英紙『サンデー・タイムズ』と『チャンネル4』による合同調査報道で、複数の女性によるレイプや性的暴行の告発が明らかとなり、一気に疑惑が噴き出したのだ。
〈妻と家族を持つ以前、独身で若かった時期の私は愚かな男だった。神の光の中で生きる以前は、一人の愚か者だった〉
〈私は薬物中毒者であり、セックス中毒者であり、大馬鹿者だった。だが決してレイプ犯ではなかった。相手の同意を得ずにそうした行為をしたことは一度もない〉
ブランド被告は自身のSNSでこう主張し、疑惑を全面否定。だが、その言葉は法廷でどう判断されるのか──。現在、被告に科される可能性のある刑罰は非常に重い。イギリスの量刑審議会のガイドラインによれば、強姦罪(口腔性交も含む)の法定刑は懲役4〜19年で、最高刑は終身刑だ。
かつて世界を笑わせた男が、今法廷の場で自らの人生をかけて罪と向き合わざるを得ない状況に追い込まれている。
ソース元:https://news.livedoor.com/article/detail/29060280/