ゴム長野郎が一匹・・・
VK79 登録日:7月13日(日)22時40分42秒  
ルームメイト募集 富山県 36歳×181cm×81kg

国体を開催するほど広い運動公園、その横に街路樹が茂った300mほど続く道路がある。
深夜二時ともなると交通量は一分に一台程度だが走って行くのはほとんどが大型トラックだ。
俺は他県ナンバーの黒や群青色したゴツいトラックを駆るドライバーにゴム長姿を見せつけている。
道路はまばらに街灯が灯っており、その内の一本がスポットライトのように歩道を照らしている。
俺はそのステージでめかしこんでトラックが通るのを待っている。手首までの黒皮のグローブをはめて
黒いワークマスターを履く。
そしてホワイトジーンズと黒白のラグランTシャツを身に着けたのは遠くからでもゴム長を識別させるためだ。
トラック独特のライトと音が聞こえたら敢えてトラックに背を向けて様々な挑発的なポーズをとって近づくのを待つ。
例えば片足を進入防止のポールや柵にのせ両手を背の方で後手に組んでみたりとかだ。
逆に正面を向いてドライバーに見せつける時はキャップを目深に被り、そんきょの姿勢で股を開きコンクリート塀を背に腰を下ろし、
さらに両手を頭の後で組んだ姿は降伏した敗残兵を連想させた。
俺の前をトラックが通過するときにドライバーが俺の方を見ていたのがキャップのつば越しに見えたので興奮した。