オラァ!鬼ども覚悟しやがれ!まとめて退治てやらァ!!
そう叫ぶやいなや、俺はひるんだ鬼の一人に飛びかかる。たやすく背後をとると、ギンギンにおっ勃てたマラを突き入れた。
だがそう簡単に堕ちるほど鬼も甘くない、逆にこちらのマラを千切ろうとするかのように、ギチギチと締め上げてくる。
さすが鬼だぜ、菊門まで鋼のごとく鍛えあげてやがる。だが啖呵切ってタチに回った以上、先に果てちゃ格好がつかねえ。
遮二無二腰を振ってたら、偶然手が丸い物に掛かった、途端に仰け反る鬼の奴。
なんだ、こんな所に豆があったじゃねえか、しかも二つも!
天の采配に感謝しつつ、ピストンを続けながら豆を両手で思いっきりねじり上げる、すると鬼の奴、でけえイキ声あげてあっさり果てやがった。
豆が鬼の弱点というのは本当だったんのか、そんな感慨を抱きつつ、リキ抜けてガバガバなケツマンコからイチモツを引きぬいてブルンッと一振り。
どうした鬼ども、俺はまだまだイかねえぜ。自慢の金棒はどうしたァ!と挑発したら、今度は一斉に俺に襲いかかってきやがった。
さすがに孤立無援じゃ分が悪い、代わる代わるケツにねじ込まれ、喧嘩神輿みてーに突き上げられる。
ソイヤソイヤ!ソイヤソイヤ!人間神輿だ!ソイヤソイヤソイヤッ!
(せめてきびだんごがあれば、こんな鬼なんかに、くやしい、でもソイヤソイヤッ!)
だがたとえ敵同士だろうと、神輿を担げば自然と連帯感は生まれるもの。
いつの間にか鬼たちとも打ち解け、尺八比べや菊門綱引きで和気あいあいとした雰囲気に。
気がつけば日付が変わって早数時間、腹が減ってそろそろガス欠か、と思ってたら鬼の一人がレジ袋にぎっしり詰まった恵方巻きを持ってきやがった。
近くのスーパーで半額になるのを待ってまとめ買いしてきたらしい。ありがたく受け取ると、皆子種まみれのまま、恵方を向いてかぶりついた。
俺が食べたのはイカとアジとサーモンが入った海鮮恵方巻。この太さはあの鬼と同じくらいか、などと考えてたらさっきの祭りを思い出して俺のイチモツはすっかりビンビン。
周りを見れば、鬼たちの金棒も黒光りしてやがる。ようしやろうぜ第二幕、鬼と人の真剣勝負だ!