強制性交等罪は「13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交、
又は口腔性交」を行うこと※。つまり、殴る蹴るなどの暴行や、「殺すぞ」といった脅しを
伴うものが強制性交(レイプ)とされる。
この要件は改正前の強姦罪から変わっていない。

海外では、例えば英国は「暴行・脅迫要件」ではなく「不同意性交」を採用している。
暴行・脅迫の有無ではなく、同意の有無に焦点が当てられている。
ドイツとスウェーデンは、それぞれ2016年と2018年に暴行・脅迫要件を廃止している。