◆元ソープ嬢  福田民江さん(仮名70歳) 貯金・家族・年金なし、元ソープ嬢(70歳)「クーラーくらい買うカネ残しとったらよかったわ…」

 ソープランド街・神戸福原で長年ソープ嬢として働いていた福田民江さんは今、築50年の木造アパートに住み、
清掃員として毎日10時間労働をする日々を送っている。無年金で清掃の収入8万円だけで生活をしている。独身を貫いてきたので子供はいない。

「貯金? 全然あらへん。ソープで現役やってたときはサラリーマンの3倍くらい稼いでた。全部、男に貢いださかいな。せめてクーラーくらい買うカネ残しとったらよかったわ……」
「商店街に行ってな。旧知の魚屋に行って氷分けてもらうねん。魚の臭いが移らんようにビニール袋に入れて風呂につけとくんや。氷風呂やな。気持ちええで」
「ソープ時代の馴染み客に電話するんや。こう見えてもウチは女や。奢ってくれる男くらいおる!」

 昼食は清掃会社から支給される500円の仕出し弁当。朝は120円で買った6枚切りの食パンを半分に分け、12日間で食べる。

「老後の不安? また太い客捕まえたら何とかなるんちゃうん。それまでの辛抱や!」 週刊SPA!