賢者解除薬
・射精後に生じるプロラクチン濃度を下げることにより賢者時間を短縮する。
・カベルゴリンとパーロデル(ブロモクリプチン)が入手可能。ただし、パーロデルは今後個人輸入が制限される。
・いずれも麦角剤に分類される。(ロピニロール等の非麦角剤は睡眠発作とも呼ば
れる急激な眠り込みの頻度がかなり高い.)
・重大な副作用として麦角剤では後腹膜繊維症や胸膜炎などが起こりうる。
カベルゴリンについては心臓弁の逆流を起こす頻度が高いが、パーロデル(ブロモクリプチン)では頻度は極めて低い。
・香川県立病院の報告では、カベルゴリン(1日3.8mg)
の投与にて約7割の被験者に心臓弁膜症の症状が認められた。
(後述するペルマックス(1日1.4mg)では約3割)
・アメリカではペルマックスは心臓弁膜症のリスクを考え、市場から撤去された。
しかし、カベルゴリンについてはそもそもパーキンソン病の薬としては認めておらず、高プロラクチン障害を改善するための容量(1日0.5mg)では心臓弁膜症のリスクは少ないものとして販売続行されている。(エビデンスはない。)