統合失調症の特徴として、幻聴と被害妄想がある。
特に被害妄想は、自分の周りの人間や偶発的な出来事も自分に関連づけて考えてしまうので、被害関係妄想と呼ばれる。
病者の脳は自分の感じ取り方や考えが間違っているのではなく、周りがそうしていると解釈して整合性を保とうとする。
したがって、周りの人間が理路整然とその誤りを正そうとして話し合いをしても無効である。
こういう人がいたら必ず医療機関につなげない限りはこの状態は改善しない。
家族がいる場合は良いが、放置されたままだと危険だし、また通院を中断した者も同じ状態になる。
たいていは部屋に閉じこもりになるが、元々の性格が攻撃的だったり活動性があると事件や事故に発展する。
この病気はクスリさえ飲めば症状が消失したりかなりの軽減が望める。
そうやって回復した人はすごく穏やかでいい人がほとんどなことが多い。