<<新型コロナ、重篤な後遺症の報告多数 一生苦しむ恐れも>>

イタリアの呼吸器学会が衝撃的な発表を行った。
回復した感染者の調査から、新型コロナが肺に完治し難いほどのダメージを与える可能性があることがわかったという。
「新型コロナの後遺症として、まず考えられるのは肺への影響です。
体内に侵入したウイルスは肺にたまり、肺炎など呼吸器系の疾患を引き起こします。その影響で肺が萎縮して肺組織が硬くなると、充分な酸素を得ることが難しくなる『肺線維症』を発症し、回復したのちも息切れが続く可能性がある。
特に長期間、集中治療を受けていた患者ほど後遺症のリスクが高まるとされます」(医療ジャーナリスト)
しかし、軽症者だからと安心はできない。
 オランダでは集中治療室から出た患者約1200人のほぼ全員の肺に何らかのダメージが残った。

その一方で、集中治療を受けなかった入院患者約6000人の約半分には、今後数年間で何らかの症状が出る可能性があると現地メディア「NLタイムス」が報じている。

せっかく回復しても、一生にわたって息苦しさに悩まされるリスクがあるのだ。