依存症の当事者などを支援する団体の代表で、自身も依存症だった田中紀子さんは、“ギャンブル依存症”について、次のように話しています。

日テレNEWS NNN

ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表
「家族も苦しめているとか、友人たちにも迷惑をかけているっていうことは、重々自覚してるんですよ。そんな自分を責めてもいるんです。
でも、その“やめる”という行動をコントロールし続けることができない。やめ続けることができなくなってしまっている病気なんです」

今回、水原氏がしたとされるのは、バスケやサッカーの試合などへの“違法なスポーツ賭博”です。“スポーツ賭博”は他のギャンブルと比べても、特にリスクが高いといいます。

ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表
「そもそもスポーツを観戦することっていうのが、私たち興奮するじゃないですか。
そこにさらにギャンブルの興奮状態っていうのが乗っかってくるので、もう…(興奮が)倍になるというよりも、二乗三乗になっていく感覚なんですね。
非常に危険なギャンブルだと思ってます」

また、賭けをするタイミングが試合中に何度も訪れることや、世界中で行われている試合に24時間365日、賭けるきっかけがある点も、抜け出せなくなる理由だといいます。