オーストラリア・オリンピック委員会(AOC)は24日、リオデジャネイロ五輪に出場する同国選手団が当面、選手村に入村しない方針を明らかにした。
トイレの詰まりや床の汚損など、トラブルが多発していることが理由。選手らは21日に入村する予定だったが、近隣のホテルに滞在を続けているという。

 AOCは選手団のチラー団長名で声明を出し「追加の作業要員も投入されているものの、問題は解決されていない」としている。

 英国、ニュージーランドなども同様の問題を訴えているという。(共同)
http://www.asahi.com/articles/GCO2016072401001719.html

リオデジャネイロ五輪の開幕まで2週間を切るなか、選手村への入村を見送ったオーストラリアの選手団に対し、リオデジャネイロ市長は25日までに、選手らがくつろげるように「カンガルーを用意する」との考えを示した。

リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長は「オーストラリアの選手団には、ここが我が家であると感じてほしい」として、選手団が宿泊する施設にカンガルーを連れてきてもいいのではないかと感じていると述べた。

オーストラリア・オリンピック委員会(AOC)は24日、宿泊設備の観点から、選手団が選手村ではなくホテルに宿泊すると発表していた。
選手村では、トイレが詰まったほか、パイプからの水漏れや、むき出しの配線、電気のない薄暗い階段、大規模な清掃が必要な汚れた床といった問題が分かったという。

AOCの広報担当は地元紙に対し、パエス市長の申し出について、「われわれが必要としているのはカンガルーではない。施設で見つかった多くの水たまりについて説明責任を果たす配管業者だ」と切り返した。

国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会は声明で、問題は把握しているとしながらも、選手村の完成にはあと数日かかるとの見方を示した。

英国オリンピック協会も選手村にメンテナンス上の問題があることを認めている。同国の選手団は26日に入村の予定。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35086368.html