【タイトル】妖怪博士の明治怪奇教授録 (全三巻)
【一般かBLか】一般
【媒体】漫画
【作者】たなかかなこ

一応オカルトがベースの作品なので、グロ、虫系描写が苦手な人は注意
明治時代の日本。妖怪、迷信の類を一切信じない哲学者と、妖怪マニアの助手が、各地の不思議な伝承や事件を調査していく話
この哲学者と助手の関係が個人的にツボ。お互い自分の持論を通そうと衝突を繰り返しているが、同時に相手の信念も理解し、ある程度は共感しているのでコンビ解消までには至らない
特に助手は「哲学者との縁を切られたくない」という理由で縁切りスポットの調査を嫌がったり、哲学者を自分の命の恩人に会わせたがったりする程なついている
萌え抜きでも「どうして妖怪が生まれたのか」をオカルトと哲学の両面から考察しているのが面白い