【タイトル】軍靴のバルツァー
【一般かBLか】一般
【媒体】漫画

軍事先進国の少佐・バルツァーが、旧態依然とした隣国の仕官学校に
教官として派遣されるところから始まる19世紀ヨーロッパをモデルにした架空軍記もの
軍事もの・政治もの要素のある物語は骨太で、萌えぬきでもお勧めです、が
バルツァー周りの人間関係が妙に濃く、どこから手をつけていいのか迷うレベルです

次第にバルツァーに信頼を寄せてゆく士官学校の生徒達はもちろん
始めは対立し、のちにバルツァーと運命共同体状態になる、堅物の第二王子アウグスト

そして、アウグストと対立する第一王子には政治犯・リープクネヒトが取り入り暗躍していますが
じつはリープクネヒトは陸軍大学時代、バルツァーの友人だった男です
今もバルツァーを「自分と理想を共に出来る男」とみなしています

騎兵がまだ辛うじて残っていた時代設定ということもあり、軍服の絵面は華やかです
さらに第一王子が中世趣味という名のコスプレマニアだったり
リープクネヒトが眼帯白コートサイハイブーツと「中二煮込み(おまけ頁より)」な格好してたり
板違いですが男装少女→ドレスで荒事などのお約束もしっかりやってくれたり
なかなかぶっこんでくるので見た目にもたいへん楽しいです