沖矢本






彼のその卑猥な蕾から、じゅくりと、己の体液が滲み出る。
さきほど彼の胎内(奥)へと解き放った、自らの『精』だ。
今夜も彼を酷くいたぶってしまった。震える指先をそっと握るも彼の青い瞳は未だくすんでいる。

――なぜ、私を見ない。
そうか。私以上に恋い焦がれた相手『アカイシュウイチ』がいるのだろう。

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