荒れ果てた紛争地帯で生まれ育った攻め
作物はろくに実らず獣もろくにいない環境で
争いに破れて死んだ者の遺体を拾って食うのが当たり前だった

遠くの集落から来た者にはじめてそれを異常だと糾弾され殺されそうになり
攻めはどうせ死ぬのなら自分も食われたいと望み人食い妖怪のいる山へと向かう
ボロボロの攻めが妖怪の食い残しの死体のかけらを食っていると
強力な妖怪である受けが登場
人間なのに人間食ってらとちょっとびっくりしつつ受けは
「人間は普通こういうの食うんだろ」と果物を投げよこす
攻めは泣き、自分の生い立ちを語り食ってほしいと望む
受けは何故か攻めを喰らわずにそばにおいてやるようになる