「沖矢さん……僕は赤井を憎んでいます。でも同時にどうしようもないほどに惹かれていた。
でも赤井にとって僕はただの性欲処理の道具だったんです」
「安室さん、それは……」
「いいえ!それは事実なんです……認めたくないけれど……事実。僕は利用されていると知りながら体を差し出していた馬鹿な男です」
「安室さん……」
「そんな僕を抱けますか?僕の体は隅々まで赤井に染められています。どこもかしこも開発された浅ましい汚れた体です」
「……髪は陽に透けて黄金に輝きます」
「えっ?」
「肌は艶やかでそっと頬に手を沿えるとしっとりと手に吸い付きその丸みを帯びた輪郭は無邪気な子供のようです。
瞳はどこまでも澄んでいて僕の浅ましい欲望を責めているようで時々苦しくなります。
安室さん、あなたは汚くなんてない。むしろ何処までも清廉で触れるのをためらうほどです」
「僕は……そんなんじゃ……!」
「でも許されるのなら……僕は貴方を抱き締めたい、口付けたい。腕の中に閉じ込めて離したくない」
「沖矢さん……」
「赤井という人が貴方に刻んだ醜い傷痕を僕に埋めさせてください」
「…………。こんな僕で良かったら」
「あなたが良いんです!あなたしか、いらない」

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【名探偵コナン】赤井秀一×安室透 123【赤安】
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