コ快 SS 前スレ950宛


「脱がせて何がしたいんだよ?えっち」

「ふぁ?!」

「俺の裸見たいんだ?んー?」

「ち、ちがうよそうじゃないし!」
「じゃあなんのために脱いでほしいんだ?マセガキめ」

「それは、………その。お兄さんが怪盗キッドじゃないかな確かめるために……」
まあそうですよね。しかしそんなわけにはいかないのだ!

「残念だけど、おまえさんにはちぃっと早すぎるんだ。もうちょい大人になってから出直してからな」
「大人ってどれくらい大人?」
「俺と目線がおなじくらいかな」
「わかった」
「ってえ?」

「大人になればいいんだよね?」

探偵はポケットから何かを取り出すと口に放り込んだ。するといきなり苦しみだす。胸を抑えて、苦悶の顔で踞った。

「おいおいおい!ちょっと大丈夫かよ。いま救急車呼ぶから、」
そう叫んで携帯を持ち直した俺の腕が、捕まれる。

「………………大人なら、いいんですよね?未成年なのは同じ年ってことで見逃してくれよ」

いつの間にか身長をかなり伸ばした探偵が、短い服をぱつんぱつんに着てニヤリ、と笑った。


(気づいてないというより正体探る感じになってしまった)