>>392
「あなたに謝らなければならない事があります」
「なんだ?許すから言ってみてくれ」
「内容も聞かないで許すんですか?」
「君のやることで許せないのは君が自分を粗末に扱うことと浮気だけだからな」
「……そのどっちも、と言ったら?」
「……どういうことだ」
「あなた以外の存在に心奪われ……傷つけられました」
「はっ!その隠した右腕は……見せてみろ」
「……」
「肘までの包帯……これはそいつがやったのか」
(コクン)
「こんなことをされても今も……そいつに惹かれているのか」
(コクン)
「許さない。君が俺から離れるなんて絶対に許さない」
「あっ、別にあなたと別れる気はないんで」
「二股すると言うことか?俺は誰かと君をシェア出来るほど心が広くない」
「違います。僕とあなたで彼を共有するんです」
「それこそ話にならないな。君以外の男なんざ欠片も興味がない」
「それは彼を見てから言って貰いましょうか」

3時間後、そこには散々遊ばれて疲れて眠る赤井とその腹の上で眠る子猫の姿が!
「赤井の腕も傷だらけだなぁ、ふふ」