>>389

それは1996年、大阪府堺市で起こったO157の集団食中毒。

この女性は小学1年生の時にこの食中毒にかかり、
19年後の25歳の時にそれが原因で命を落としたというのだ。

当時、女子児童は症状が回復し退院したが、食中毒から8年後の中学生の時、
その後遺症として、ある病気にかかっていることが判明したのだった。

その病とは腎血管性高血圧。
本来、塩分と水分の排出量をコントロールすることによって血圧を調整している腎臓だが、何らかの原因で腎臓内の血流が低下すると、血圧を上昇させるホルモンを分泌、
高血圧状態を引き起こしてしまうというもの。

女性は、血圧を下げる降圧剤を服用しながら定期的な健診を受けており、
特に生活に支障があるわけではなく、普通に生活を送っていた。
しかし去年、自宅で就寝中に嘔吐。

意識を失っているところを家族に発見され、病院に搬送されたが
翌日、脳出血のため亡くなったのだった。