バッドエンド
安室は組織の実験体だった
赤ん坊の頃に売られて人体実験用モルモットになったが
抗体が出来にくく薬効を顕著に示すその特性が重宝されクローンの予備がストックされることに
赤ん坊のうちにオリジナルは薬漬けで死に何体も使い潰された
3歳ごろまで育った安室は自我や記憶の芽生え始めるがやはり薬の投与によりよく死んだ
記憶がないのも色々弊害があるので化学者たちは昨日死んだ安室のことを次の日目覚めた安室に教えた
昨日の君は積み木で遊んでいたよ
昨日の君はもうひらがなが書けたよ
昨日の君は喧嘩して膝を擦りむいたね
そうするうちに目覚めたばかりの次の安室も教えられた記憶を自分の記憶として認識するようになっていった
ある時研究所にいた化学者夫婦が出ていくことになった
その頃になると安室もだいぶ長持ちするようになりその時起きていた安室は4年その個体のままだった
愛着が沸いていた化学者はその安室は実験で死んだと偽装し外部の孤児院へ逃がし新しい安室目覚めさせた
今公安降谷なっている個体はその時逃がされたもの
しかし研究所には今モルモット安室が使い潰されている
さて今また新たにクローン安室が起こされた
「おはよう安室くん、君が昨日まで何をしていたのか教えてあげよう」
そう言って化学者つれていったガラス張りの部屋では安室が大勢の男たちに凌辱されていた
「あれが昨日までの君だよ。毒薬を作っていたのにね、間違って催淫効果のある薬になってしまったんだ」
「そんな……」
絶句する起きたばかりの目の前で昨日までの安室が痴態晒す
「ねぇもっとぉ!おちんぽ入れて!足りないよぉおくじゅぽじゅぽしてぇ」
「うるせえなこれでも咥えてろ」
喉奥に無理やり押し込まれる男の怒張
「んぐぅ……んん……」
「ほら尻を高くあげなさい。自分で穴を開くんだ」
言われるままに秘部晒し腰を揺らす
その穴に代わる代わる男たちが突っ込み身勝手に抽挿を繰り返しては中に放って交代していく
「ああなってはもうだめだからね、だから君を起こしたんだ」
「あ、あんな誇りもなにもない動物みたいな浅ましいのが僕……?」
「うん、あれは見苦しいよねえ。ただのセックス狂いの淫乱だ。君はちゃんと薬の実験台にしようと、そう思ってたんだけどね」
「えっ?」
ぐいと腕を捕まれガラス張りの部屋に放り込まれる
先ほどまで狂った安室を犯していた男たちは入れ替わりに退出する
残されたのはハァハァと息をつきメスイキの余韻でびくびく痙攣する安室と正気の安室だけ
「セックス狂いの淫乱と処女という違う魅力の同一人物が絡むセックスビデオなんてちょっとした趣向だと思わないかい?」
化学者が壁越しに伝える
四方八方に配置されたカメラ
そして
「ねえおちんぽいれてよぉ……」
腰に甘くすがり付く自分……
「さ、触るなぁ!」
思わず寄ってきた安室を蹴りつけた安室
蹴られた安室はニヘラと笑うとゆっくり立ち上がる
一糸纏わぬその体の中心はしっかり勃起していた
「痛いのきらぁい」
言うやいなや思い切り殴りつける安室
まさか頭がおかしくなっている安室に反撃されると思わなかった安室はまともにくらい脳震盪を起こしたような目眩に襲われる
「おちんぽ入れてくれないならぁ僕が入れるぅ」
ふらついて起き上がれない安室に馬乗りになった安室は服を乱雑に破り慣らしもせず突っ込んだ
「ぎゃあああああいたいいたいいたいいいいいい!」
無理やり入れられたアナルは裂け血が流れる
その血の滑りで動きが良くなったことに安室はご機嫌だ
叫ぶ安室を無視して腰をピストンさせる
犯される処女も犯すレイプ魔もどちらも同じ顔をした安室
倒錯的なその光景に化学者は満足げに頷いた
己の分身を擦りながら