今更ハロウィンあかあむSS
男性妊娠表現あるので苦手な人注意



あるところに狼男と恋に落ちた吸血鬼がいました。2人は種族の壁を乗り越え結ばれ毎日毎晩交尾をするほど仲睦まじく暮らしていました。ある日2人の前に吸血鬼の眷属たちが訪れました。
眷属は狼男に吸血鬼を返せと言いましたが聞く耳を持ちません。あろうことか眷属の前で真祖である吸血鬼に種付け交尾を見せつけたのでした。
眷属たちは怒り狂いました。眷属たちは次の満月の夜を迎えるまでに呪いをかけました。狼男は立派な男根を持っていましたが呪いのせいで子孫を作ることができなくなりました。
狼男と吸血鬼では寿命が違います。狼男は100回目の春を迎える前に眠りにつきました。呪いのせいで狼男と吸血鬼の間に子どもが出来ませんでした。吸血鬼は独りぼっちです。
ある日旧びた教会に新しく神父さまがいらっしゃいました。吸血鬼はなぜか神父に惹かれてしまいます。
ある晩、欲望を抑えきれなかった吸血鬼が神父の寝室を訪れてしまいました。神父さまもその気になってしまい情事は朝まで続くほど燃え上がりました。その神父さまの男根はあまりにも愛おしい狼の物と形、色、味まで良く似ていたそうです。
翌日、吸血鬼は罪悪感に苛まれて神父さまへ何も告げずに墓地へと逃げました。思い返すとアナルは疼くのに心はきゅうきゅうと締め付けられるような痛みに苦しみます。
満月の夜、何時ものように疼くアナルを誤魔化しながら墓地を歩いていると墓石がひとりでに動きました。なんと中から愛していた狼男に良く似た骨男が出てきたのです。
吸血鬼は骨男に飛びつきました。なんと彼は死に切れずに地獄の門から追い出された狼男そのものだったのです。
骨男は吸血鬼に浮気はしていないか聞きました。吸血鬼は咄嗟に嘘を付いてしまいます。
狼男は喜びながら吸血鬼を抱きます。しかし異変に気付いてしまうのでした。自分以外の匂いがする、と吸血鬼に聞きます。もちろん嘘です。
吸血鬼は泣きながら神父との誤ちを告白しました。あなたに良く似た男根を一晩中味わった、とても良かったと白状させ、骨男は今までにない高揚感を覚えました。
晴れて不死者となった2人は末長く幸せに暮らしています。不死者の骨男は呪いが解け、傍らにはお腹の大きくなった吸血鬼がいると眷属の間で噂になっているとかいないとか。
おわり