鎮痛薬の成分・イブプロフェン 男性不妊との関係を指摘する研究結果
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若い男性の被験者に、スポーツ選手が使っているのと同じ量のイブプロフェンを服用してもらった結果、生殖機能が低下する中年期のようなホルモンの状態になることが分かったという。

フランスとデンマークの研究チームはもともと、世界各国で市販の鎮痛薬の成分として一般的に使われている
アスピリン、アセトアミノフェン(別名パラセタモール)、イブプロフェンの3薬品について、妊婦が服用した場合の影響を調べていた。

この研究では、3薬品とも男の赤ちゃんの睾丸(こうがん)に影響を及ぼすことが判明。
そこで研究チームは成人男性への影響についても研究に乗り出し、特に、3種類の中で最も強い影響が確認されたイブプロフェンに重点を絞った。

研究チームは18〜35歳の男性31人を被験者として、うち14人には600ミリグラムのイブプロフェンを1日2回、服用してもらった。

その結果、イブプロフェンを服用した男性は14日以内に、黄体形成ホルモン(下垂体から分泌され、
睾丸を刺激して男性ホルモンのテストステロンを生成する)が、血中を巡回するイブプロフェンの濃度と同調するようになった。
同時に、黄体形成ホルモンに対するテストステロンの割合が減少する睾丸機能不全の兆候が確認された。