>>357
◆村上龍
「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」
◆村上春樹
「爆発というものを想像するとき、僕は夏の夜に流れる星のイメージに捕らわれる。それは恐ろしく儚く、そして短い生命なのだ。だから、僕は常に混乱する」
◆京極夏彦
「凄まじい音とともに地面が揺れる。――爆発、ですか?私が問うと、彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、 ――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。」
◆夏目漱石
「後ろからぼかん、という音がした。我輩はまた白君がどこぞの酒屋の一斗缶を倒したのかとおもうと、どうもちがうらしい。??
 ちらと音のしたほうを振り返ると同時に、硝煙が我輩の鼻をくすぐった。」
◆水木しげる
「ウワーーッ!」
◆中学生
背後から轟音と共に激しい灼熱の炎が俺の身体を呑み込んだ、??
 何かが爆発したのだ??
 しかし、頭がそれを理解するよりも速くに、右腕に眠る『漆黒の羽衣』が俺の身体を覆っていた
◆星新一
「後ろで花火のような爆発音がしたため、エヌ氏は驚いて振り返った??
 そこには全身銀色の、なんとも形容しがたい異様さを持つ生き物がいた」
◆宮沢賢治
グララアガア グララアガアという音にオツベルはガタガタと震えだす。??
 振り返ると、五匹の象が一ぺんに、塀からどっと落ちて来た。