昨年9月、BSスカパー!のドラマ『弱虫ペダルSeason2』の撮影中に自転車で転倒し、
脊髄損傷のけがを負った俳優・滝川英治(38)が3日、自身のブログを更新。
リハビリを続けている滝川は、「口を使って」現在の心境をつづった。

 「『ヤベェ!!』瞬の出来事でした。首から下が全く動かない。目の前に広がる青空。
ドクターヘリで運ばれ緊急手術何とか一命はとりとめました。全く現実を受け入れられませんでした。
『俺の体どうなんねん』生死さ迷う中、999年分泣いた」と事故当初のショックを振り返った滝川。
「でも1000年分泣いた時、陽光とともに俺の中で何かが変わりました。
心が何故か穏やかで、前を向き進みはじめようとしたんです」と心境が変化したことを明かした。

 その後、さまざまな脊髄損傷の後遺症に苦しみながらも
「1ヶ月後くらいかな。医者の言葉を裏切るように左親指が微かに動きだしました!
その小さな一手が大きな一歩になりました」と語り、「左腕は徐々に動かせる範囲が大きくなりました。
そして全く無だった右腕…昨年末頃から感覚が出てきたんです。
さらに右手指の感覚が1本2本と…、今は5本指しっかり感覚が出てきました」と驚異的な回復をみせているという。

 続けて「今リハビリで、その筋肉に刺激をあたえ続け、動かせる範囲がほんのミリ単位ですが大きくなってます。
日に日に自分の体に起きる現象が、今物凄く興味深く、楽しいです」とあくまで前向きな気持ちで苦難に立ち向かっている。

 また、「指はまだ動かせません…。このブログは、口を使って書いてます」と明かすすとともに「小さな一歩が大きな進歩。
今は、こうならないと気づけなかったことに気づき、こうなってはじめてできた夢を追い、
忘れていたことを思い出し、出会うことのできなかった人たちに出会えた。
これからもずっとそれら全てに感謝し大切にしていかないといけないと思います」と決意。
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