はぁんアカデミーメイクアップ賞の人とゲイリーオールドマンのエピ萌えりゅ


辻氏は京都市生まれ。スター・ウォーズを見て特殊メークに興味を持った。
17歳のころ、毎週通う洋書店で開いた映画雑誌。米メークアーティスト、故ディック・スミスさんが俳優をリンカーンに仕上げた特殊メークを見て
「これだ!」と将来を決めた。雑誌に書かれたスミス氏の連絡先に手紙を送り、文通を開始。
「米国にもいいメークの学校はないから自分で勉強しなさい」と助言を受け、自身の顔を練習台に技術を磨いた。

スミスさんがスーパーバイザーを務めた黒沢清監督のホラー映画「スウィートホーム」(89年)にスタッフで招かれ上京。高校卒業直後のことだった。
黒澤明監督「八月の狂詩曲」(91年)などを経て、96年に渡米。
オールドマンとは、ある映画で特殊メークを担当する予定だったが彼が降板してかなわず。

後に辻氏の彫刻に感銘を受けたオールドマンは、辻氏のドキュメンタリー番組のナレーションを担当した。
本作でも、自ら辻氏に「君がメークを担当してくれなきゃ役をやらない」とメール。熱烈オファーに、映画界を12年に去り芸術家となった辻氏も断れなかった。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/03/02/kiji/20180302s00041000069000c.html