>>808
流れ的にそんなわけなぃ

白人男性ドナーが好まれる背景には、肌の色で社会階級がほぼ完全に決まるブラジル社会で、人種への執着が今でも根強く残ってることを反映している。
ブラジル国民の50%以上は、黒人かまたは混血が占める。
西側諸国で奴隷制度の廃止が最も遅かった米国の10倍以上もの黒人奴隷がアフリカからブラジルに連れてこられた歴史の名残だ。
白人の開拓者と移民――その多くは支配層エリートが「白人化」を目指した19世紀終盤から20世紀初頭にかけてブラジルにやって来た――の子孫は、ブラジルの政治的権力と富の大半を支配する。

このように人種的に分断されたブラジル社会では、色素の薄い子供を持つことは、
高水準の給与から警察による公正な扱いまで、子供に明るい人生を提供する手段だと考えられている。

またこうしたトレンドは、ブラジル社会の変化も映す。
男女格差の解消で一定の成果が出ていることで、キャリアを積み、出産を遅らせる女性が増えた。
一部の女性は夫を探す時間も意欲もなく、また多くの女性は単身でも子供を育てる経済的な余裕がある。
一方で、レズビアンのカップルの間では、最近の規制改定により、両方の名前で子供を登録することが容易になったことで、男性の精子ドナーを求める動きが増えている。