他人事とは思えない――。

川崎市で男性の全裸を盗撮していた男が逮捕された。
26日夜、同市麻生区の入浴施設内で33歳の男がスマホで入浴客を動画撮影していたのだ。

「男は脱衣所に9時間もこもって、こっそり撮っていたようです。
自分にスマホが向いているのを不審に思った23歳の男性に取り押さえられました」(捜査事情通)

盗撮といえば、女性が狙われるものと思ってしまうが、この事件のように男性が被害を受けることもある。
怖いのは撮った映像を裏ビデオとしてネット販売するワルがいること。風俗ライターの蛯名泰造氏が言う。

「盗撮魔が個人的に撮影して楽しみ、同時に無修正のままネットで販売するのです。
女性を盗撮した裏DVDは1枚150円前後。これに対して男性ものはユーザーと作品数が少ないため1500円と10倍に跳ね上がる。
ノンケの盗撮魔が撮ることもありますが、やはりゲイの男が撮った方がよく売れる。
ノンケはペニスしか撮らないけど、ゲイは男の尻や筋肉などもしっかり写し込んで、男性の体をよりエッチに表現できるからです」

とくに人気なのが10代半ばの少年が父親と一緒に入浴するシーン。
ユーザーは親子の裸を見ながら「この包茎のペニスが成長するとこんなふうにむけるのか」と想像して勃起するそうだ。

「盗撮の方法は小型カメラをシャツの袖やバッグの端に装着するというもの。
映像を無線で飛ばし、建物の外で録画します。
カメラを仕掛けたままのんびり入浴し、帰りにカメラを持っていく連中もいる。
女性盗撮のように、トイレでオシッコしたり、個室で用を足しているところを撮った映像もあります」(AVライターの東出タクミ氏)

「俺は男だ」と油断していると、恥ずかしい姿を丸写しされかねない。

入浴施設で男が男を盗撮 自分の裸がネット売買される恐怖

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