人をモノ扱いして食い物にする、とても賢くて狡猾なモンスターはまず同性の目を欺く。
モンスターはいつもご機嫌で面倒見がよく人を褒めるので仲間からの評判がとてもよい。
そんなモンスターに狙われて傷つけられた時に、モンスターの周りの人にそれを訴えても「そんなわけない」って話になっちゃう。

モンスターは10人中9人を本気で大切にして、残り1人をボロボロにする。
ボロボロになった1人が去ったら、また狩りに出かけてボロボロにする甲斐のある人を見つけて誘って引きずり込む。
「ボロボロにする甲斐のある人」とは、モンスターが喉から手が出るほどほしいけど手に入らない魅力を持った人。

モンスターはターゲットをまず評価する。
その人の満たされていないところを見つけて、埋めてあげるそぶりをする。
そうして引きつけてから、自分の期待に応えるよう無理難題をふっかける。
持ち物を捨てさせる。よいところを全て否定する。
そうしながらも、自分が一番の理解者だと吹き込み続ける。

私は男のモンスターも女のモンスターも見てきたし、どちらも本当に恐ろしいのだけれど、
私にとっては同性よりも異性である男のモンスターのほうがより恐ろしい。
性を利用して攻撃してくるから。
例えば彼らは「お前は子宮でものを考えるからダメなんだよ」と女性性そのものを否定することで殴ってくる。

モンスターは人間の卑しさを見抜く力がまだ無い無垢な人をターゲットにするので、
狙われた人がモンスターをモンスターだと見抜いて離れることはとても難しい。
もし「誰かに翻弄されて疲れている様子の人」が身近にいたら、とにかくモンスターとの連絡を一旦絶たせるなどして引き剥がしてあげてほしい。

こあいねぇ