沖安SS

沖矢「安室さん、肩どうされたんですか?庇っているようですが」
安室「え?ああ……ちょっと寝ぼけてお風呂場のガラスに突っ込んじゃって……あはは」
沖矢「……痛かったでしょう?」
安室「いいえちっとも!」
沖矢「大変だったでしょう?」
安室「そうですね、片付けは少し。でも、全部元通りです」
沖矢「そうですね。世間は全部元通り何事もなかったかのようになっています」
安室「何もないのが一番ですから」
沖矢「でもあなたは怪我をしている」
安室「だから大したことないですって」
沖矢「安室さん、私は一般の日本人です」
安室「はっ?」
沖矢「……いいですか、沖矢昴は一般日本人です。その私が言います。安室さん、お疲れ様です。ありがとう」
安室「別に…なにもお礼言われることなんて……」
沖矢「安室さん……おいで」
安室「…………」ポスッ
沖矢「よく頑張りました」
安室「……誉められなくたっていいんです。だって、僕のやってることは、当たり前のことなんです」
沖矢「はい」
安室「誰に知られなくても良いんです。憎まれたって良いんです」
沖矢「はい」
安室「でも……沖矢さん、が、撫でてくれるの……嬉しいです」
沖矢「安室さん、お疲れ様でした。お休みなさい……」
安室「……(スースー)」
沖矢(裏理事官とやらの素性を探って安室くんの過重労働に抗議し待遇改善を求め拒否するようなら脳幹一発決めてやる)