アメリカ人の半数以上が孤独感を抱えているようだ。しかも特にこの傾向にあるのは十代後半の若者であるという。
 
 医療保険会社シグナと世論調査会社イプソスが2万人を対象に実施した調査から、アメリカ人のほぼ50パーセントが常日頃から孤独感や疎外感を抱えていることが判明した。
 また4分の1以上が自分を理解してくれる人はいない、43パーセントが自分の人間関係は無意味であると感じているという。


一般的な印象とは異なり、22歳未満の人たちは、高齢者よりもはるかに疎外感を感じていた。ただし、一般的な印象とは違い、SNSをやっていようがいまいが、疎外感に影響してはいなかった。

 孤独感は、UCLA孤独感スケール(UCLA Loneliness Scale/孤独や社会的孤立を評価するために考案された20問でなる質問。学術的な研究でしばしば言及される)で43ポイント以上であったかどうかで判断された。
こうした不穏な結果はまったく予想外だったわけではない。
アメリカではあらゆる年代でうつ病や不安神経症が急増し、抗うつ剤の使用もうなぎ登りだ。