動物界での同性愛は自然なこと。チンパンジーの仲間、ボノボはほぼバイセクシャル

動物界における同性愛はちっとも不自然なことではない。実にナチュラルに行われている。

 事実、ペンギンはもちろんライオンからイルカ、ハゲワシからコウモリまで、同性愛行為が自然界において社会的タブーだったことはない。それは本能だ。
そして人に最も近い種であるボノボは、チンパンジーの中で最も知能が高いだけでなく、ほぼバイセクシャルだという。

ボノボ

 ヒト科チンパンジー属に分類される霊長類、ボノボは非常に頭が良く、人間だけが行うと考えられていた正常位での性行為を行っていることが発見された。

 推定によれば、ボノボによる性行為のおよそ6割が2匹以上のメスによって行われる。

 彼らは大きな共同体で暮らし、基本的に望む者となら1日中やっている。
唯一、性的な無作法とされるのは、母親といたすことだけだ。

以下は、ボノボに関する不思議なトリビアだ。

・ボノボは母権制社会で、他の霊長類とは違い、メスのアルファが土台となる。おそらく、彼らが最も平和的で、争い事が少ない霊長類であるのはこのためだろう

・人間以外では唯一、正常位、オーラルな性行為、舌を使ったキス、乱交を行う動物

・挨拶として性行為が行われる(ぎこちない挨拶、タイミングを間違えたハイファイブ、間違ったほっぺにキスをするといったものではない)

・メスのクリトリスは性行為による快感を最大化させるために進化した。人間より3倍も大きく、歩いている時にはっきりと見える

・オス同士は揉め事を解決するために、ペニスをこすりつける。あるいは背中合わせに立って、陰嚢をこすりつけることもある。暴力的に解決するよりも、こちらの方法を好む

しゅごぃ