尾形がアシリパ達の元へ帰ってくる。
ヴァシリがどうなったかは不明。
尾形は雪を食べ過ぎて高熱が出ている。
白石、キロランケが尾形に話しかけるが尾形の目には頭から血を流している弟・勇作の亡霊がうつっていてそれどころではない。
亡霊は「寒くありませんか兄様」と話しかけてくる。

尾形の過去回想。
尾形は勇作を飲みに誘う。
飲み屋では尾形に女性2人、勇作に1人がつく。

尾形は処女は弾に当たらない、童貞も同じ意味で扱われたという話から初め眉目秀麗、成績優秀、品行方正の完璧な弟に「男兄弟は一緒に悪さもするでしょう」と言い篭絡しようとする。
しかし勇作はその誘いを断る。

現在。
アンマ―のいとこの家族の家で休ませてもらうことに。
アシリパは尾形に献身的に接している。
不安な表情を浮かべる白石。

スワシという風邪にいい枝などを与え尾形を看病するアシリパ。
いとこの家族はサマというシャーマンのような人間。
祈祷で病気の治療も行っている。
尾形には良くないものがとりついていると言うサマ。

尾形の過去回想。
勇作が去った後鶴見中尉がやってくる。
用がなくなった女性をすぐに下がらせる尾形。
勇作を篭絡する計画は鶴見中尉によるものだったらしい。
高貴な血統である勇作を操るのは難しいという鶴見中尉に、「血に高貴もクソもないですよ」と返す尾形。

だそうよ