風見の後輩に芦田柊人（あしだしゅうと）ってのがおってな
初めは偉そうな風見に反発しとるんやけど
一緒に捜査するうちに「あっこの人糞真面目なだけでめっちゃ正義感ある熱い人やん」
って気づいて風見に懐いていくんや
風見も最初無鉄砲で軽率で軽い芦田に「最近の若いもんは」ってぷんすこなんやけど
事件に巻き込まれた民間人がいたらほっとけんかったり情に篤い芦田に絆されてく
同僚としてうまくやってた二人やったけどある時を境に風見がめちゃくちゃ忙しそうになる
メシの時間を削ってまで東奔西走させられるし要求されることも無茶苦茶で
上層部からの嫌がらせじゃないかって芦田は怒るんやけど風見は「自分が至らないだけだ」とだけいう
どんな仕事やいうても言えへんいうだけでだんまりやから芦田は「ははーんこれはゼロ絡みやな」と察する
ゼロの繋ぎに選ばれる風見しゅごいと思うと同時に風見にあほな要求するゼロはなんなんやって芦田ぷんすこ
そのぷんすこに風見を独占するゼロへの嫉妬も混ざっとるけどまだ気づいとらん
ある日風見がめっちゃ手の込んだ手作り弁当食っとるのを発見
「それ彼女……ですか？」
「いや違うんだが、その、……上司から」
ってちょっとはにかみながら笑う風見
警視庁公安部の上司はいかついおっさんで料理するようなのやないからゼロや！とまたまた察する芦田NT
風見もごまかすのヘタすぎそういうとこやぞ
つまみ食いした弁当はプロかと思うほど美味くて敗北感に打ちひしがれる
ひょいぱくしながらうまいうまいいう芦田を複雑そうに見つめる風見
「やっぱ料理美味い人に惹かれるよな。俺はただもらうばっかでなんにもできないし」
「えっ？風見さんのイイトコロはそこじゃないでしょ。俺は料理できなくたって風見さん好きだし」
ストレートな芦田に風見ぶわわわわ〜っと真っ赤に
芦田もん？と思った後自分の発言に気付いて真っ赤に
そんな二人を監視する怪しい影が……
このあとゼロの違法工作（おせっかい）により二人はくっつく