>>340

「ふむ、今日もマンションの下は奴らでいっぱいだな零くん」
「…」
「携帯の基地局もお釈迦になったようだ。ホームセンターで籠城している坊やたちともこれで連絡できないな」
「…」
「残りの食糧はビーンズの缶詰がひとつ、シリアルが一袋、調味料が少々といったところか」
「…」
「まあ俺一人ならひと月は持つだろう、まだまだ二人でゆっくり過ごせるな零くん」
「…」ガタガタッ
「はは、そう焦るな。最期はゆっくり味あわせてやるから」