コピペ改変 SS 射精管理官の朝は早い ちょっとだけ風降と赤安

射精管理官の朝は早い。
「まぁ好きではじめた仕事ですから」
最近は良い精液が取れないと口をこぼした
まず、ペニスの入念なチェックから始まる。
「やっぱり一番うれしいのはお客さんからの感謝のおちんちんぴゅっぴゅですね、
この仕事やっててよかったなと」
「毎日毎日濃度と味が違います。オナホでは出来ません」
今日は射精許可日
彼は手コキ用手袋をワゴンに詰め、警察庁へと向かった
基本的な形は決まっているが、最近のユーザーの嗜好に合わせ
多種多様なおちんちんぴゅっぴゅ方法を用意しなければならないのが辛いところ、と彼は語る。
「やっぱ夏の仕事はキツイですね、愚痴ってもしかたないんですけど(笑)」
「でも自分が選んだ道ですから。後悔はしてません」
「この手コキはダメですね。ほら、すぐに萎えてしまった」
彼の目にかかれば、精液を飲むだけでその日の体調が分かってしまう。
技術立国日本、ここにあり。
今、一番の問題は後継者不足であるという
射精量にに満足できないとその日の営業をやめてしまうという
30年前は何十もの射精管理官がいた警察庁だが
今では射精管理官は彼一人になってしまった
問題は手コキを極めるのに5年はかかることと、匠は語る
「自分が楽しいのももちろんだけど、
管理される人はもっと気持ちよくないといけないですから」
「もちろん管理される人のデータはこちらで1人1人確認してますよ」
ここ数年は、オナホールに押されていると言う。
「いや、僕は続けますよ。待ってる人がいますから───」
射精管理官の灯火は弱い。だが、まだ輝いている。
「時々ね、わざわざ手紙までくれる人もいるんですよ。またお願いしますって。ちょっと嬉しいですね」
「遠くからわざわざ求めてこられるお客さんが何人もいる。体が続く限り続けようと思ってます」
「やっぱねえ、手コキだからこその快感ってあるんです。オナホールがいくら進化したってコレだけは真似できないんですよ。」
2018年、ゼロシコショックでED率がはねあがり、一時は射精管理官を辞めることも考えたという
「やっぱりアレですね、たいていの若い人は射精管理されるのをすぐ拒否するんですよ。
恥ずかしいとか、降谷さんに申し訳ないとか。
でもそれを乗り越える奴もたまにいますよ。
ほら、そこにいる風見もそう。そういう奴が、これからの射精管理界を引っ張っていくと思うんですね」
最近では海外のFBIにも注目されているという。
額に流れる汗をぬぐいながら
「徹底的に管理して、日本の平和を保ちたい」
そんな夢をてらいもなく語る彼の横顔は職人のそれであった

今日も彼は、日が昇るよりも早く射精の管理を始めた
明日も、明後日もその姿は変わらないだろう

そう、射精管理官の朝は早い
───――完───――