なろうヤバすぎて草

俺は平凡な男子高校生なんだが……。一体何が起こっているのやら。

 まずイスランディアなんて国聞いたことが無い。それに、なぜか日本語も通じているし……これは、まさか異世界転移とかいうやつか!?
「申しおくれました。私はミリアと言います。ここではなんですし、後の話は会議室でお話いたします」
 そう言ってミリアと名乗った少女は歩き始める…………四足歩行で。
「おいっ!?」
「? なにかありましたでしょうか?」
 ミリアは何がおかしいのだというような顔で俺を見た。おい、まじかよ。この世界ではこれが四本足で歩くのが常識なのか!?
俺を案内しようと俺に背を向けたものだから、ドレスの中が見えそうになっているんだが。
 ……いや、覗いちゃだめだ
「こうやって歩けばいいんじゃないか?」
 腰が抜けたまま座り続けていた俺は、立ち上がって歩いて見せた。それを見たミリアの瞳が大きく見開かれる。
「なっ……! そ、それはどうやって行うのですか!?」
「どうって、普通に立ち上がるだけだけど……」