シン・スウ・リン
全世界の華僑を束ねる「龍の道(ドラゴンロード)」に君臨する総帥にして中国財閥界を支える若きリーダー。
かつて義兄の李月龍を暗殺した組織を一夜にして壊滅させた怒れる鬼神であり、
彼が通った後はまるで風に乗った龍が暴れたように無数の名も言わぬ死体が転がることから「風の龍(フォンロン)」と呼ばれ畏れられている。
雨宮主宰のパーティーに出席した折に静と凜の存在に興味を持つが、本国の長老たちからは危険分子としての抹殺を命じられる。
しかし、元来の奔放な性格ゆえ、己の信念を頼りに行動し、真実を見極めようとする。かつて自分が出逢ったある少年の面影を静に重ねている。
周囲の反対を押し切って10歳下の日本人の妻暁(あきら)を娶り、息子「烈」をもうける。
どうやら奥さんには頭が上がらない