>>122
受けの父親は大企業の経営者一族の当主で地元の名士だった。受けはそんな父の妾の息子だった。父に与えられた屋敷で母と2人伸び伸びと暮らしていた受けだったが、突然母を病で亡くし本家に引き取られたのが彼がまだ3歳の時。
突然始まった義母や年の離れた兄達との暮らしに戸惑い萎縮していた受けの友人兼後の世話係として連れてこられたのが攻めだった。

屋敷での邂逅のあと受けの境遇を両親に聞かされた攻めは、幼心に受けの境遇に同情し、変わらぬ忠誠と愛を誓った。自分にあの美しい男の子を託された事が誇らしくて堪らなかった。